京都和束かぶせ茶
種類: 緑茶
産地: 日本、京都府、和束町
栽培品種:おくみどり
内容量:30g
収穫:春(五月)
その他:無農薬
ロケーション:
奈良時代に空海(774-835)と最澄が唐を経て日本に初めて茶をもたらしたと記録されているとすれば、茶の栽培は、宋から茶の種子を持ち帰った栄西禅師(1141-1215)の帰国後、13世紀初頭に大きく飛躍した。
栄西は臨済宗の開祖として知られ、有名な建仁寺を建立した。また、日本初の茶に関する書物『喫茶養生記(きっさようじょうき)』を著し、茶の薬効、茶の栽培法、茶の飲み方などを記した。栄西は、京都・栂尾の高山寺の高僧であった明恵上人(1173-1232)に茶の種を与えた。明恵上人は高山寺の境内に茶園を作り、茶を栽培した。その後、京都南部の宇治や日本各地にその種を蒔いた。日本における茶栽培の父と言われている。
和束茶の歴史もまた、同じ時代に始まったと言われている。
和束町のすぐ西にある海住山寺の慈心上人(1170-1243)が、明恵上人から茶の種を譲り受けた。鷲峰山のふもと、現在、原山茶畑と呼ばれる茶の栽培に最適な環境で茶の栽培を始めた。
現在、原山では円形茶畑と呼ばれる美しく丸く広がる茶畑を見ることができる。和束町には約300軒の農家があり、宇治茶の約40%を生産している。宇治茶の生産量は日本茶の2%にも満たないが、うま味のある高品質のお茶として定評がある。和束で生産されるお茶の半分以上は碾茶(てんちゃ)である。
説明:
このかぶせ茶は、丘の上にある隔離された農園で無農薬栽培されている。収穫は年に一度だけで、生産前に7日間ほど遮光される。鮮やかな緑色と丸みのある優しい味わいで知られる山間地に適した晩生品種「おくみどり」を使用。
準備(一人当たり):
茶葉:4g
70°Cのお湯 80ml
一煎目:60秒
二煎目以降:10-15秒
水出し(コールドブリュー):
1L
の冷水に対して
10gの葉。 冷蔵庫(5°C)で12~15時間抽出します。別のボトルで濾過し、冷蔵庫に保管します。二度目もお好みでいれることができます。