宮崎高千穂和烏龍茶
種類:青茶(烏龍茶)
産地:日本、宮崎県、高千穂町
栽培品種:うんかい
内容量:30g
収穫:春(四ー五月)
その他:有機栽培
ロケーション:
高千穂の地は、神々が降臨したといわれる高千穂峡をはじめとする「パワースポット」で知られている。高千穂町とその周辺には、8世紀に創始された日本神話の「神楽」の伝統が色濃く残っている。神楽とは、神前で歌い舞うこと。高千穂の夜神楽は、11月中旬から2月中旬まで、毎週土曜日の夜に一晩中演じられる。全部で33の舞があり、農作物の収穫に感謝するとともに、翌年の豊作を祈願する。
宮崎県は現在、日本第4位のお茶の生産量を誇る。この地域は肥沃な土地と理想的な条件に恵まれている。緑茶は沿岸部から標高700メートルの山間部まで幅広い地域で生産されている。主な種類は煎茶、釜炒り茶、烏龍茶である。煎茶は比較的新しく、1750年以降に宇治から製法を学んで伝わった。烏龍茶は、最も古いタイプである釜炒りと同じ道具と機械を使って、過去30年間真剣に開発されてきた。15世紀まで遡れば、地元の人々が「山茶」(おそらく日本で最初に種子から生えた茶樹による山で育ったお茶)を飲んでいたという話を聞くことができる。山茶は、釜炒り茶と同様、18世紀に煎茶の蒸し技術が開発される以前に日本で飲まれていた古いお茶のスタイルである。
説明:
日本の烏龍茶の生産量は非常に少ない。宮崎県北部の五ヶ瀬村、高千穂村、日之影村はいずれも釜炒り茶の産地であり、烏龍茶を生産するのに適した機械を備えている。烏龍茶は部分酸化茶であり、独特の味と風味がある。日本の烏龍茶は台湾や中国の烏龍茶と異なり、栽培品種が異なるだけでなく、酸化の度合いも非常に少ない。『うんかい』という美しい品種名は海のように見える雲を意味する。1970年に宮崎で作られた『たかちほ』とアッサム種等の交配種で、釜炒りタイプのお茶のためにデザインされた。
煎じた茶葉は澄んだ黄色で、濡れた葉はからし葉のような香りがする。
その名の通り、落ち着きのあるマイルドな穀物の風味があり、バランスのとれた味わいです。
準備(一人当たり):
茶葉:5g
90°Cのお湯 120ml
一煎目:90秒
二煎目以降:70秒
水出し(コールドブリュー):
1Lの冷水に対して10gの葉。 冷蔵庫(5°C)で12~15時間抽出します。別のボトルで濾過し、冷蔵庫に保管します。二度目もお好みでいれることができます。