「霞む現実」では現実や想像の合間にある境目もしくは曖昧なグレーゾーンを強調しています。それは美しい場所への脱出のよう。
孤立感や自身が作りだす一見快適で完璧な世界に漂うことがいかに楽なことなのかを表現しています。
人とのつながりを絶ち、美しくも空虚な世界への脱出。
顔が写っていない人、影、渡るのが難しい道。
来訪者は、短いビデオ、音楽、サウンドスケープを通してシーンを体験してみてください。
雪の上の足音、信号機の音、音楽と織り交ぜられた普段聴く音-美しすぎるシーン。もっと長く滞在したいと思える場所。別の現実。逃避。
ビデオがフェードアウトすると、来訪者はいくつかイメージを見て、何がおかしいのかを自問するよう促されます。最初は美しいのですが、すべてに共通点がいくつかあります。
空虚、孤立、切断、現実からの逃避。
アーティストについて:
Cindy Bissigは、日本に住むスイス人写真家です。コロナ禍で日本中をまわるシンディは、ここ日本での生活をデジタルノマドとして記録しています。アーティストとして、シンディはさまざまなメディアでいくつかのクリエイティブなプロジェクトに取り組んでいます。写真に情熱を注いでいますが写真のみに注力しているわけではありません。作品の多くは人々の知覚に関連しています。フォーカスをシフトし、テクスチャ、色、ジオメトリを強調し表現することに興味を持っています。
すべてのプロジェクト:www.cindybissig.com
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